1937年、大佛次郎原作の「雪崩」では、巨匠・黒澤明が助監督をつとめました。黒澤の自伝には、「成瀬さん的には不本意な写真だが、大変勉強になった」の記載があるほどです。戦争直後、東宝争議によって東宝撮影所の機能がマヒしたため、成瀬は山本嘉次郎、黒澤明、谷口千吉らと共に東宝を離れ「映画芸術協会」を設立します。フリーの立場で東宝、新東宝、松竹、大映などで監督することに。1951年、林芙美子原作の、原節子と上原謙主演の「めし」は、非常に高い評価を受けます。1955年に東宝へ復帰し、成瀬の最高傑作「浮雲」は、世界映画史に残る恋愛映画として君臨、「"浮雲"は俺にはできないシャシンだ」と、小津安二郎に言わしめた作品です。1969年7月2日、直腸癌のため死去。
<お墓の所在地>
〒157-0074
東京都世田谷区大蔵 円光寺
TEL:03-3416-0125