明治の末期から第2次世界大戦後にかけて活動した小説家です。耽美主義とされる作風で、「痴人の愛」、「細雪」など多くの秀作を残し、文豪と称されています。大正期には、当時のモダンな風俗に影響を受けた諸作を発表、また、探偵小説の分野に新境地開拓し、江戸川乱歩にも影響を与えたといいます。そして、映画にも興味を示すなど、新しい試みに積極的に取り組んだといいます。戦争中、松子夫人とその妹たちとの生活を題材にした大作『細雪』に取り組み、軍部による発行差し止めにあいながらも執筆を続け、戦後その全編を発表、毎日出版文化賞、朝日文化賞を受賞します。ノーベル文学賞の候補とされただけでなく、1964年には日本人で初めて全米芸術院・米国文学芸術アカデミー名誉会員に選出されました。1965年7月30日に、腎不全に心不全を併発して死去。
<お墓の所在地>
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨 慈眼寺
TEL:03-3910-1579