稲垣浩(1905–1980)
東京・新宿生まれの映画監督。子役から映画界入りし、片岡千恵蔵プロダクションを経て監督昇進。生涯に約100本もの作品を演出した。
代表作は三船敏郎主演で三部作として発表された『宮本武蔵』(1954年・1955年・1956年)。第一作は第28回アカデミー賞名誉外国語映画賞(実質的な外国語映画賞)を受賞し、日本映画の国際的評価を高めた。他に『無法松の一生』(1958年版でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞)など。日本人の精神的英雄像を端正な様式美で描き出した名匠として記憶されている。