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人物伝

泉鏡花(いずみ きょうか)

泉鏡花(1873–1939)

金沢市下新町生まれの小説家・戯曲作家。本名・泉鏡太郎。尾崎紅葉に師事して文壇に登場した。

近代日本における幻想文学・怪奇文学の最高峰として知られ、『高野聖』『歌行燈』『婦系図』『春昼』『春昼後刻』『天守物語』『夜叉ヶ池』など、雅文と俗語が織りなす独特の文体で、現と幻、聖と俗、女と霊の境界を描いた。

戯曲『夜叉ヶ池』『天守物語』は新派・歌舞伎・能・現代演劇で繰り返し上演されており、戦後の三島由紀夫・寺山修司・坂東玉三郎・坂東眞砂子らによって熱烈に支持されている。死後、その名を冠した「泉鏡花文学賞」が金沢市により設けられた。

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